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千唐流空手道は千歳強直範士を開祖とする流派で、熊本に総本部を置き、国内のみならず海外にも多くの支部を持っています。
初代千歳強直先生は近代空手道の二大源流である首里手、那覇手の大家(新垣世璋師範、東恩納寛量師範、喜屋武朝徳師範、本部朝勇師範、知念三良師範など)に学びました。
しかし、それぞれに一長一短があることを見出し、それに医学的知識を加味して独自の千唐流の体系を作り上げられました。
そのため、技術的には首里手の俊敏さと那覇手の重厚さを兼ね備えています。同時に、稽古によって作り上げられる肉体は、医学的に考察された技術であるため、姿勢や呼吸といった点で正しい状態を作り上げていかれることになります。
道統は前述のように首里手、那覇手のいずれからも流れがありますが、特筆すべきは知念親雲上(鉄拳知念)を初代とする「唐手」の六代目という点です。初代知念親雲上は尚敬王の御附武官で、二代目も同じく王家御附武官(尚識王)の松村親雲上(武士松村)、三代目も御附武官(尚育王)の阿波根親方、四代目は外間親雲上、五代目が千歳師範の直接の師である新垣世璋師範で、その門下生には東恩納寛量師範がいます。剛柔流開祖の宮城長順師範は千歳師範とは東恩納師範のもとでは兄弟弟子で、同じ道を歩む盟友としてのつながりを持っておられました。
また、千歳師範は東京在住の際、富名腰義珍先生の松濤館で指導の手伝いをされており、そこでは今は各流派・会派の長として知られる和道流の大塚博紀師範、神道自然流の小西康裕師範、日本空手協会の中山正敏師範などに技術指導されています。富名腰師範とのつながりは、千歳師範の小学校時代の学級担任という関係(当時、代用教員の制度により富名腰師範は教師をしていた)があり、そのご縁で松濤館での指導となりました。
千歳師範の東京での武道家交流は多岐に渡り、時の著名武道家と親しく交流されています。剣道の手解きを受けた高野佐三郎師範、高野師範から紹介された中山博道師範、柔道では兄弟子にあたる三船久蔵師範などがおられます。
ところで、現在の空手界は流儀としての特徴だけでなく、試合方式による特徴も理解しておかなくてはなりません。
大きく分けてノンコンタクトルール(全日本空手道連盟に属するほとんどの流派・会派で採用)、フルコンタクトルール(極真会を中心に、そこから派生した会派で採用)がありますが、千唐流の場合は防具を着用したフルコンタクトルールです。道場によっては他のルールで行なわれる試合に出ているところもありますが、流儀としては防具付ルールを採用しています。
大会は地区大会から東西のブロック大会、全日本大会(3年に1度)、世界大会(3年に1度)が行なわれています。支部は国内はもとより、北米(カナダ、アメリカ)、中米(ドミニカなど)、ヨーロッパ(スコットランド、アイルランド、ノルウェー、フィンランド、ハンガリーなど)、オセアニア(オーストラリア)、中東(アラブ首長国連邦)、アジア(ロシア、香港、フィリピン、シンガポールなど)と世界に広がっています。
中山隆嗣師範を塾長とする道場です。
初代から「これからの空手家は理が必要」という教えを受けた中山師範は、武道・空手道の稽古と共に技術に隣接する学問領域の研究を行ない、その範囲は医学的な領域、社会学的領域、史学的領域、哲学的領域などに及び、その一部が稽古を通じて教授されています。研究成果は雑誌や書籍、DVDなどでも発表され、武道界・空手界では大変注目されています。
平成23年度現在で、東京都三鷹市で一般部、少年部の道場を開設し、他に吉祥寺、昭島にも支部があります。海外ではアイルランドに直轄の支部があり、定期的に中山師範が訪れ、技術アップを図っています。
積極的に各種大会に出場し、大きな大会も含め、そのほとんどでベスト3に入賞する選手を輩出しています。
千唐流の初代がそうだったように、学びたい者は流派に関係なく稽古を許可しており(ただし、教授するのは千唐流)、この意識が今回の「活殺自在塾」へとつながっています。
千唐流空手道公式ホームページ(現在、リニューアル中)
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